Spring Boot するなら STS よりも IntelliJ の方が遥かに良い

IntelliJ で Spring Boot + Gradle + Kotlin のプロジェクトをセットアップする方法のメモです。

はじめに

これまで STS (Spring Tool Suite) を使ってきたのですが、アイコンが小さかったり、UIがなじめなかったり、Kotlin の対応が微妙だったりするので、IntelliJ IDEA を使ってみることにしました(Community Edition)。

恐らく、Spring Boot の対応はないが(最初に手でセットアップするだけ)、Kotlin の対応は良いはず(Kotlin の開発元なので)という目論見です。

なお、Javaで同様のことをする情報はネットに転がっているので、基本的な手順はそちらに譲り、ここでは注意点だけをメモっておきます。

参考:

プロジェクト作成

プロジェクトは、「Gradle」と「Kotlin (Java)」を選択します。

その他のオプションは以下のとおりです:

GroupId: Maven用のようですが、一応入れます(例:com.example)。

ArtifactId: プロジェクト名を指定。

Version: 最初なので「0.0.1-SNAPSHOT」にしておきます。

Gradle home: 空のまま。

Store generated project files externally: 情報が見つからないので、そのまま。

最後に Finish すると、プロジェクトができます。

なお、直後は src ディレクトリーが存在しませんが、Gradle のダウンロードが終わると作成されます。

Spring Boot の設定

Spring Boot 用の Gradle 設定を得るために Spring Initializr を使います。

指定するパラメーターは上記と同様ですが、「Switch to the full version」のリンクで詳細情報を開き、「Package Name」と必要な機能も指定するようにします。

生成されたZipファイルに含まれる build.gradle をプロジェクトのファイルに上書きします。 (念のために、事前に中身をチェックした方が良いです。)

あと、〜Application.kt ファイルもディレクトリー構造ごとコピーすると楽です。

build.gradle を上書きすると、依存ライブラリーが自動的にダウンロードされます。

実行

View > Tool Windows > Gradle で「Gradle projects」ペインが開きます。

Tasks > application の中の「bootRun」をダブルクリックして実行します。

実行すると IntelliJ の下方に「Run」ペインが表示されますが、その左上のアイコンをクリックすると、ログが表示されます(わかりにくい)。

なお、一度実行すると設定が追加されるので、次からは右上のボタンで実行できます。

あとがき

やっぱり STS よりも IntelliJ の方が遥かに使いやすい!