汎用JPドメインをお名前.comからVALUE-DOMAINに移管する
汎用JPドメインをお名前.comからVALUE-DOMAINに移管してみました。
転入側の情報は結構あるのですが、転出側の情報を見つけるのに苦労しました。
前提
ドメインの種類ごとに手順が変わるので、この記事では、あくまで汎用JPドメインのみを対象とします。
移管前の検討
以下の点で、移管先をVALUE-DOMAINに決めました。
最初の 「Whois情報代行の料金が無料」が今回の移管の最重要項目でした。
お名前.comでドメインを登録した時にWhois情報代行を申し込み忘れたらしく(表示されなかったような気がするのですが)、サポートに連絡しても聞き入れてもらえず、登録後に申し込むと年間980円もかかってしまうため、無料の業者に移転することを決めました。
お名前.com側での準備
お名前.comからの転出に関する情報は、大体、以下のページにまとまっています:
【ドメイン】お名前.comから他の登録業者へ移管する方法は? - お名前.comヘルプセンター
以下にポイントを述べておきます。
制限事項
準備
- Whois情報公開代行を外しておく
- Whois情報が正しいか確認(特にメールアドレス)
- トランスファー・ロックを外す(多分、汎用JPドメインはロックできない)
- ドメインの料金の未払いがある場合は払っておく
- REG-IDの確認
REG-IDの確認ですが、これは、管理画面でドメインの詳細情報を表示して、「登録者情報」の欄の中にあります。
汎用JPドメインのREG-ID(登録者番号)について
REG-ID(登録者番号)は、汎用JPドメインを初めて登録する際に、登録者に対して振られるIDのようです。
あくまで登録者を識別するIDなので、2つ目の汎用JPドメインを登録する際には、同じREG-IDを使用します。
したがって、汎用JPドメインはREG-IDに紐付くということになります。
参考:
VALUE-DOMAIN側での申請
VALUE-DOMAINに転入する情報は、以下のページにあります:
汎用JPドメインの移転(無料・期限変更なし) | VALUE-DOMAIN ユーザーガイド
これは、1個の汎用JPドメインを、登録期限を変更しないで移管する場合の手順です。
登録期限を変更する場合や、お名前.comにある汎用JPドメインをすべて移管する場合は、以下のページを参照してください(今回は対象外)。
汎用JPドメイン移転(有料/期限延長あり) | VALUE-DOMAIN ユーザーガイド
汎用JPドメインの指定業者変更の申請 | VALUE-DOMAIN ユーザーガイド
これらのページの説明はわかりやすいので、基本的には、その内容を見てもらえればわかると思いますが、注意が必要なのは「移転先登録者番号」の欄です。
上でも説明しましたが、汎用JPドメインは登録者番号(REG-ID)に紐付くので、移転先の登録者で以前に汎用JPドメインを登録したことがなければ、まず、登録者番号を取得する必要があります。
(以前に汎用JPドメインを取得したことがあれば、その登録者番号をVALUE-DOMAINに登録するだけで済みます。)
※「登録者番号を新たに取得すること」と「VALUE-DOMAINに登録すること」は違うので注意してください。(VALUE-DOMAINのユーザーガイドでも若干混乱が見られる。)
「移転先登録者番号」の欄には、VALUE-DOMAINで登録した登録者番号を指定します。
ここまでで、移転の申請手続きが終わりました。
申請後のやり取り
参考までに今回の経過を示しておきます:
- 13:08 申請
- 13:42 お名前.comからトランスファー申請確認のメール
- 13:46 お名前.comの画面で承認
- 14:12 お名前.comからトランスファー申請承認処理完了のメール
- VALUE-DOMAINで対象ドメインが表示された
VALUE-DOMAINのページでは「最大15日程度かかる」とありましたが、1時間ほどであっさり完了してしまいました。
汎用JPドメインだったから早かったのか、同じGMOグループ内だったからなのか、たまたまなのか、謎です。(2つ目の可能性が高そうですが。)
移管後の確認
ドメインをメールやWebサイトで使用中の場合は、それらが問題なく動作することを確認しましょう。
今回の場合は、DNSの設定も移行されていたので問題ありませんでした。
そうそう、Whois情報代行が効いているかもお忘れなく。
VALUE-DOMAINでは、Whois情報代行は自動的に設定されていました。
VALUE-DOMAINは快適ですね。