汎用JPドメインをお名前.comからVALUE-DOMAINに移管する

汎用JPドメインをお名前.comからVALUE-DOMAINに移管してみました。

転入側の情報は結構あるのですが、転出側の情報を見つけるのに苦労しました。

 

前提

ドメインの種類ごとに手順が変わるので、この記事では、あくまで汎用JPドメインのみを対象とします。

 

移管前の検討

以下の点で、移管先をVALUE-DOMAINに決めました。

最初の 「Whois情報代行の料金が無料」が今回の移管の最重要項目でした。

お名前.comでドメインを登録した時にWhois情報代行を申し込み忘れたらしく(表示されなかったような気がするのですが)、サポートに連絡しても聞き入れてもらえず、登録後に申し込むと年間980円もかかってしまうため、無料の業者に移転することを決めました。

 

お名前.com側での準備

お名前.comからの転出に関する情報は、大体、以下のページにまとまっています:

【ドメイン】お名前.comから他の登録業者へ移管する方法は? - お名前.comヘルプセンター

 

以下にポイントを述べておきます。

 

制限事項

  • 登録期限日まで7日以内でないこと
  • 汎用JPドメインの場合、ドメイン登録・移管後の期間の制限はない模様(「60日以内は不可」のような制限)

 

準備

  • Whois情報公開代行を外しておく
  • Whois情報が正しいか確認(特にメールアドレス)
  • トランスファー・ロックを外す(多分、汎用JPドメインはロックできない)
  • ドメインの料金の未払いがある場合は払っておく
  • REG-IDの確認

 REG-IDの確認ですが、これは、管理画面でドメインの詳細情報を表示して、「登録者情報」の欄の中にあります。

 

汎用JPドメインのREG-ID(登録者番号)について

REG-ID(登録者番号)は、汎用JPドメインを初めて登録する際に、登録者に対して振られるIDのようです。

あくまで登録者を識別するIDなので、2つ目の汎用JPドメインを登録する際には、同じREG-IDを使用します。

したがって、汎用JPドメインはREG-IDに紐付くということになります。

 

参考:

 

VALUE-DOMAIN側での申請

VALUE-DOMAINに転入する情報は、以下のページにあります:

汎用JPドメインの移転(無料・期限変更なし) | VALUE-DOMAIN ユーザーガイド

これは、1個の汎用JPドメインを、登録期限を変更しないで移管する場合の手順です。

 

登録期限を変更する場合や、お名前.comにある汎用JPドメインをすべて移管する場合は、以下のページを参照してください(今回は対象外)。

汎用JPドメイン移転(有料/期限延長あり) | VALUE-DOMAIN ユーザーガイド

汎用JPドメインの指定業者変更の申請 | VALUE-DOMAIN ユーザーガイド

 

これらのページの説明はわかりやすいので、基本的には、その内容を見てもらえればわかると思いますが、注意が必要なのは「移転先登録者番号」の欄です。

上でも説明しましたが、汎用JPドメインは登録者番号(REG-ID)に紐付くので、移転先の登録者で以前に汎用JPドメインを登録したことがなければ、まず、登録者番号を取得する必要があります。

(以前に汎用JPドメインを取得したことがあれば、その登録者番号をVALUE-DOMAINに登録するだけで済みます。)

※「登録者番号を新たに取得すること」と「VALUE-DOMAINに登録すること」は違うので注意してください。(VALUE-DOMAINのユーザーガイドでも若干混乱が見られる。)

 

「移転先登録者番号」の欄には、VALUE-DOMAINで登録した登録者番号を指定します。

 

ここまでで、移転の申請手続きが終わりました。

 

申請後のやり取り

参考までに今回の経過を示しておきます:

 VALUE-DOMAINのページでは「最大15日程度かかる」とありましたが、1時間ほどであっさり完了してしまいました。

汎用JPドメインだったから早かったのか、同じGMOグループ内だったからなのか、たまたまなのか、謎です。(2つ目の可能性が高そうですが。)

 

移管後の確認

ドメインをメールやWebサイトで使用中の場合は、それらが問題なく動作することを確認しましょう。

今回の場合は、DNSの設定も移行されていたので問題ありませんでした。

そうそう、Whois情報代行が効いているかもお忘れなく。

VALUE-DOMAINでは、Whois情報代行は自動的に設定されていました。

VALUE-DOMAINは快適ですね。